これがこれに!


八月も今日でおしまい。
日中はまだまだうだるような暑さが続いていますが、
夜は気温も下がりだし、朝方になると、窓を開けて寝ていると寒いくらいになってきました。
こんな寒暖の差が激しいというのも、野菜やお米の味が良くなる理由だと、近所の農家の方が言ってました。
そして、
そんな美山町の田んぼはいよいよ、
全体的に黄金色に色づき始めました。

子どもたちと作っている田んぼもしかり。
植えたときとはビックリするくらい違う、立派な、
それはもう、立派な稲に育ち、
見事な穂を実らせています。


昨日、和泉農事組合の本郷先生と、農事組合長の岸本先生にみんなの稲を見てもらい、この後の予定を相談しました。

ほどよく育ってきているので、
稲刈りは9月の中旬の三連休に。
そのまま稲木に干して、その一週間後を目処に、脱穀して収穫祭をしようという話になりました。

冒頭の写真は、稲刈りの前に刈り取りのじゃまにならない様にと、畦の草刈りをしたときに間違えて刈り取ってしまった稲です。
みんなごめんな。わはは。

米は八十八の手間をかけて育つと言われています。
(米という漢字の由来)
まあ、実際88回もなにかしたかというと、そうでもないかもしれませんが、一生懸命育てたことには違いありません。
そんなお米が美味しくないわけがない。

子どもたちのお米はいわゆる慣行栽培ではなく、
農薬も化学肥料も一切つかわず、自然の力と人の努力でここまで育ちました。
この米作りプロジェクトは、ただ米を作るだけではなく、自然の成り立ち、人の手を使って守られる里山の姿、「食」というものの本当の意味を少しでも感じてくれればという思いではじまりました。

切っ掛けはなんでもいいんです。
自転車に乗るために美山町という町に何度も訪れ、
自転車を飛び越えて、そこに住む農家の人たちとのふれあい、
自然の素晴らしさや、食べ物の尊さを感じてくれたとしたら、
このプロジェクトは大成功です。

お米を食べるまであと少し。
その瞬間を一緒に迎えられるよう、みんなでがんばろう!

写真は、これがこれになったという生命の驚き比較写真です。